サークル参加の当日、スペースの上でやることは意外と多いです。
会計をして、おつりを出して、残りが何部あるかを把握して、取り置きのお客さんが来たら奥から出して、閉会後に売上をまとめる。売り子さんに任せる時間帯があれば、そのぶんの記録も後で合流させないといけません。
しかもこの作業は、やり直しがききません。列が伸びているときに限って残りが何部か分からなくなりますし、撤収の慌ただしさのなかでメモを1枚なくすと、その日の数字はもう戻ってこないからです。
この記事では、いま App Store / Google Play で配信されているサークル向けのレジアプリを実名で並べて、機能と料金を整理します。最後に、私が作っている レジさぽっ! がどこに立っているのかも書きます。
この記事の情報は 2026年8月24日時点の App Store / Google Play の掲載内容にもとづきます。料金や機能は変わることがあるので、購入前にストアで最新の表示を確認してください。
先に結論だけ
長い記事なので、要点を先に置いておきます。
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当日の会計だけ楽にしたい なら、無料のレジアプリで十分足ります。即売レジ・サクレジ・ぷちレジ・TakujoSales・ReziQ・頒布ポケット・GoodsBar あたりが候補です。どれもタップで会計、おつり計算、オフライン動作までは共通しています。
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原価や利益、イベント横断の実績まで見たい なら、頒布管理くん・DoLog のような「サークル活動の管理」に寄せたアプリが向いています。
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そのなかで レジさぽっ! が力を入れているのは次の4点です。
- ① イベントが終わった時点で、申告に使う数字ができている … お品書きのAI読み取りで商品登録 → 取り置き予約の受付 → 当日の会計 → 確定申告用のサマリーまでが同じデータの上で続くので、閉会後にバラバラのツールから数字を集め直す作業がなくなります(ここまでは追加の課金なしで使えます)
- ② 売り子さんが増えても、売上が2つに割れない … 合言葉を伝えるだけで、複数の端末の会計が1つにまとまります。閉会後に紙のメモを突き合わせる時間が要りません
- ③ まだこちらを知らない参加者の、当日リストに入る … 登録したお品書きを、買い手向けの姉妹アプリ「とれはんっ!」のサークル検索に載せられます。宣伝のためにお品書きをどこかへ投稿し直す必要もありません
- ④ 活動していない月に、請求が来ない … サブスクリプションではなく、参加する開催日のぶんだけ買う形です
以下、1本ずつ見ていきます。
即売会の当日、お金まわりで何が必要になる?
アプリを選ぶ前に、当日やることを分解しておきます。ここが整理できていないと「レジができる」だけで選んでしまって、後から足りない部分が出てきます。
- 会計 … 頒布物を選んで合計を出し、預かった金額からおつりを計算する
- 在庫 … 搬入した数から、いま残りが何部あるかを把握する。完売したら並びに伝える
- 売上の記録 … 何がいくつ売れたかを残す。閉会後に集計する
- 複数人での運用 … 売り子さんが入る時間帯、レジが2台に分かれる時間帯の記録をどう合流させるか
- 取り置き … 事前に予約を受けて、当日その人が来たら渡す
- イベント後 … 売上と経費をまとめる。金額によっては確定申告が要る
多くのレジアプリは、このうち上の3つ(会計・在庫・売上の記録)を担当します。下の3つ(複数人・取り置き・申告)は、別のサービスや手作業で埋めているサークルが多いところです。
同人向けレジアプリの料金はいくら?(一覧表)
まず料金から並べます。ほとんどが無料、という結果になりました。
| アプリ | 対応OS | 料金(2026年8月時点) |
|---|---|---|
| 即売レジ | iOS / Android | 無料(プレミアム650円の買い切り)・無料版は広告あり |
| サクレジ | iOS | 無料 |
| ぷちレジ | iOS / Android | 無料(プレミアム1,000円の買い切り) |
| TakujoSales | iOS | 無料 |
| ReziQ(レジック) | iOS | 無料 |
| 頒布ポケット | iOS / Android | 無料 |
| GoodsBar | iOS | 無料 |
| SEINOJI | iOS | 無料 |
| ウリメモ | iOS | 300円(買い切り) |
| 頒布管理くん | iOS | 無料(AI読み取りはクレジット制・追加購入あり) |
| DoLog | iOS | 無料(Notionのアカウントと対応テンプレートが必要) |
| Airレジ | iOS / Android | 無料(AirIDの登録が必要) |
| Square POSレジ | iOS / Android | アプリ無料・決済手数料2.5%〜 |
| レジさぽっ! | iOS / Android | 無料(1開催日500円・10枚100円の買い切り課金・サブスクなし) |
レジアプリは「無料で配って、使い込む人だけ追加で払う」という形が定着しています。なので料金では差がつきにくい。実際の選び分けは、この後の機能の話になります。
レジ・会計が中心のアプリ
当日のレジ操作に的を絞ったアプリです。共通しているのは、事前に登録した頒布物をタップして合計を出し、預かり金額からおつりを計算する流れと、オフラインでも動くこと。ここは各アプリとも押さえています。
即売レジ
このジャンルでもっとも歴史が長く、評価数も突出しています(App Store で4.7/2,900件超)。搬入数を設定して残数と完売状況を把握でき、販売記録はCSVで書き出せます。新刊/委託/18禁のマーク、年齢確認用の日付表示、横向き&画面分割対応、レシート印刷(対応プリンター接続時)と、現場で欲しくなるものが一通り揃っています。アイテムセットは3セットまで登録でき、一時保管サーバー経由で別の端末にデータをコピーすることもできます。無料版では広告が表示されますが、販売画面には出ない作りです。iOS / Android 両対応。
サクレジ
2026年に登場した新しいアプリです。おつりの入力を「ぴったり/次の500/次の1000/上位札」のクイックボタンで済ませられるのが特徴で、レジに慣れていない売り子さんでも迷いにくい設計を狙っています。搬入数から残数が自動で減り、売り切れた商品はグレーアウト。R-18の年齢確認、複数日イベントのプリセット(今日のみ/土日2日間/3日間)、CSV書き出しにも対応しています。iOS のみ。
ぷちレジ
販売画面のレイアウトを自分で組めるのが特徴です。よく売れる商品を上に置く、といったカスタマイズができ、商品サイズも大・中・小から選べます。在庫数を登録すれば販売ページに残数が表示され、販売履歴は日別のCSVで出せます。プレミアム(1,000円の買い切り)で販売ページを5ページまで増やせるので、ジャンル分けして使う運用に向いています。iOS / Android 両対応。ただし最終更新は2023年1月です。
TakujoSales
会計の入力方式を「電卓形式」と「硬貨&お札形式」から選べます。年齢制限を設定しておくと会計時に確認を促し、対象年齢に対応する生年月日まで表示してくれるのが親切なところ。イベント専用の品物リスト(お品書き)を事前に作っておいて当日レジに読み込む流れも用意されています。売上ダッシュボードで時間帯の推移や品物別の売上をリアルタイムに確認でき、履歴はTSVで書き出し。iCloud で自分の複数端末を同期できます。VoiceOver などのアクセシビリティ対応が明記されている数少ないアプリでもあります。iOS のみ。
ReziQ(レジック)
「ワンスクリーン完結」を掲げていて、商品・金額・テンキーが1画面に収まっています。画面遷移がないぶん、混雑時に手が止まりにくい。完売した商品はバックヤードに移して一時的に非表示にでき、あとで戻せます。「今日は全部2割引」のような一括セールに対応しているのは、このジャンルでは珍しい機能です。売上は日別・商品別に確認でき、期間を指定してCSVに出せます。iOS のみ。
頒布ポケット
商品登録・カテゴリ管理・イベント作成・会計・在庫・履歴・CSV書き出しと、必要なものを素直に並べた構成です。イベントごとに価格や在庫を設定できるので、同じ頒布物を複数のイベントに持っていくサークルとは相性がいいはずです。初見でも迷いにくいシンプルさを狙った設計。iOS / Android 両対応。
GoodsBar
iPad の横画面に最適化された、やや本格派のPOSです。商品・セット・イベントごとに在庫を分けて管理でき、セット販売に連動して構成商品の在庫が減るのも押さえています。決済方法のカスタマイズや、一定金額以上の購入への割引・特典キャンペーンの設定にも対応しています。端末内データのバックアップと復元あり。iOS のみ。
カウント・売上メモに絞ったアプリ
レジ(おつり計算)は人がやる前提で、「何がいくつ売れたか」の記録だけを引き受けるタイプです。手書きの正の字を置き換えるもの、と考えると分かりやすいと思います。
SEINOJI
+ボタンのワンタップで売上をカウントし、−で直前の1件を取り消せます。特徴は時間帯別のグラフで、何時ごろ一番売れたかを1時間単位で振り返れます。商品別の売上集計、CSV書き出し、電卓内蔵、複数イベント管理。完全オフライン。次回の搬入数を決める材料が欲しい人向けです。iOS のみ。
ウリメモ
商品名と価格を登録して、販売数をワンタップでカウントするだけ、という潔い作りです。300円の買い切りで、追加課金も広告もありません。「レジは現金で手計算、記録だけ残したい」という運用に絞るなら、これで足ります。iOS のみ。
サークル活動をまるごと管理するアプリ
レジを入口にしつつ、原価・利益・イベント横断の実績まで見られるタイプです。
頒布管理くん
レジ(会場モード)に加えて、製造ロットごとの印刷費から1部あたりの原価を自動計算し、「あと何部で黒字か」を出してくれます。持込数・頒布数・完売率・売上・利益をイベント単位で集計し、イベントを横断した推移をグラフで見られる。売り子さんと使える「共有レジ」、正の字感覚の「カウンター」も用意されています。お品書きや印刷所の書類(画像・PDF・テキスト)をAIが読み取って登録を自動化する機能もあり、こちらはクレジット制です。書き出しはCSV / Excel / PDF帳簿。売上を表計算ソフトで管理していて限界を感じている人には、かなり刺さる構成だと思います。
ひとつ注意点として、アプリを開くとアカウントの作成(会員登録)を求められます。売り子さんと使える「共有レジ」や端末をまたいだデータの引き継ぎを考えると、サーバー側にデータを置く設計から来ているのだと思います。ただ、インストールしてその場でとりあえず触ってみる、という入り方にはならないので、そこは好みが分かれるところだと思います。iOS のみ。
DoLog
Notion と連携して、同人活動のデータを一元管理するアプリです。頒布物の情報・印刷・装丁・在庫、参加イベントのスペース情報や持ち物、原稿タスクの進捗と作業時間、デジタルお品書き、レジ機能、創作メモ。レジは全体の一部で、創作から頒布までを1つのデータベースに収めるという考え方です。利用には Notion アカウントと対応テンプレートが必要になります。iOS のみ。
お店向けの汎用POSレジ
同人向けではありませんが、選択肢としては当然入ってきます。
Airレジ は無料で使えて、商品別の売上分析や粗利率の確認、クラウド会計ソフトとの連携ができます。Square POSレジ はアプリ自体は無料で、専用リーダーを使ったキャッシュレス決済に対応します(対面決済の手数料は2.5%〜、条件によっては3.25%〜)。STORESレジ も同系統です。
汎用POSの強みは、キャッシュレス決済と会計ソフト連携がそのまま繋がること。一方で、同人特化アプリにある「搬入数から残数を追う」「年齢確認」「イベント単位で仕切る」といった発想は入っていません。カード決済を本格的に導入したいなら汎用POS、当日の運用を軽くしたいなら同人特化、というのがざっくりした分かれ目になります。
取り置きと確定申告は、別のツールになりがち
冒頭で分解した6つのうち、レジアプリが担当しないのがこの2つです。
取り置き予約
同人界隈では トリオキニ のようなWebサービスが使われています。予約フォームを自動生成でき、フォロワー限定の受付やQRコードでの読み取りにも対応していて、無料で使えます。ほかに Google フォームで受け付ける、XのDMで個別にやり取りする、という運用も一般的です。
いずれの場合も、予約の一覧はアプリの外にあります。当日はスマホでフォームの回答一覧を開いて、名前を探して、レジアプリ側で会計する、という二度手間になりがちです。予約ぶんを在庫から差し引いて「実際に売れる残り」を出す作業も、頭の中でやることになります。
確定申告
同人活動の収入も、金額によっては申告が必要です。会社員などで給与を受け取っている方は、給与以外の所得(売上から経費を引いた額)が年20万円を超えると確定申告が必要になります。専業の場合は基準が変わるので、詳しくは国税庁の案内を確認してください。
会計ソフトは freee(スタータープラン 月額980円〜)、マネーフォワード クラウド確定申告(無料プランあり/ベーシック 月額800円〜)、弥生 あたりが定番です。ただし、そこに入力するもとの数字(イベントごとの売上、印刷費や交通費といった経費)は、自分で集めてこないといけません。
レジさぽっ!でできること
ここからは私が作っているアプリの話です。
上で分解した6つを、1本のアプリの中で繋げることを目的に作りました。イベント前の準備から、当日の会計、閉会後の集計、確定申告用のまとめまでを、同じデータの上で続けられるようにしています。
基本の部分
- タップで会計 … 「+」で頒布物を選ぶだけで合計とおつりが自動計算されます
- イベント・開催日ごとの切り分け … レジも売上も「どのイベントの何日目か」で分かれています。画面上のドロップダウンで切り替えるだけなので、年に何度も参加していても数字が混ざりません
- セット(バンドル)販売 … 登録済みの頒布物を組み合わせて、「新刊+既刊で◯円」をレジのボタン1つにできます。在庫は構成した頒布物に連動して減らすか、セット自体に専用の在庫を持たせるかを選べます
- 消費税の扱い … 税込/税別を選べます
- 支払い区分 … 現金とキャッシュレスを分けて記録できます(あとで内訳が出ます)
- ひとことメモ … その場で気づいたことを取引に紐づけて残せます
- 在庫管理 … 搬入数から残数を追います
- 売上集計 … 日別・月別、現金/キャッシュレス別の内訳、CSV出力
- バックアップと復元 … 頒布物・セット・売上・経費・予約ページをまとめて書き出せます。機種変更のときはそのまま戻せます
- 持ち物チェックリスト・イベント情報 … 準備の段階から使えます
基本の操作は端末の中で完結します。会場の電波が混雑していても、会計そのものは止まりません。
1. お品書きのAI読み取りで商品登録を済ませる
頒布物を1つずつ手で登録するのは、地味に時間がかかります。レジさぽっ!では、お品書きの画像を読み取って商品名と価格をまとめて登録できます。
読み取りは2つの経路を用意しています。クラウドの高精度読み取り(各開催日5枚まで無料、追加は10枚100円)と、オンデバイス読み取り(無料・回数制限なし・画像を外部に送らない)です。手書き混じりの凝ったお品書きはクラウド、シンプルな文字ならオンデバイス、と使い分けられます。
クラウド側の無料枠は、アプリが個別に対応しているイベントの開催日ごとに付きます。一覧に無いイベントを「その他」として自分で登録した場合、無料枠は付きません(オンデバイス読み取りは回数の制限なく使えます)。
2. 取り置き予約をアプリの中で受ける
お品書きをWebページとして公開して、そこから予約を受け付けられます。 参加者は頒布物と個数、ニックネームを入力するだけ。受付番号が発行されます。
大事なのはこの先で、受けた予約は当日そのままアプリの一覧に並びます。 お客さんが来たら一覧から選んで受け取り・会計まで進めるので、別のサービスを開き直す必要がありません。予約ぶんは在庫と連動していて、「実際に売れる残り数」が表示されます。取り置きで押さえた分をうっかり売ってしまう、という事故を防ぐためのものです。受付の自動〆切も設定できます。
公開のしかたも細かく決められます。品目ごとに「お一人様1点まで」といった限数と、取り置きに回す上限数を別々に指定できますし、予約ページ全体にパスワードをかけて相手を限定することもできます。買い手の連絡先は取得しません(受取番号だけで受け渡しが成立する作りです)。
会計の金額は、予約を受けた時点ではなく当日のレジの価格で計算します。予約ページにもその旨を出しているので、後から値段を変えた場合でも食い違いが出ません。
3. 売り子さんとの共有は合言葉だけ
複数の端末で会計しても、合言葉で1つのセッションに集約されます。売り子さんが入る時間帯だけ端末を増やす、レジを2列に分ける、といった運用でも、売上は最後に1つにまとまります。閉会後に紙のメモを突き合わせる作業が要りません。
4. イベントが終わった時点で、申告用の数字ができている(確定申告サマリー)
売上から経費を引いた収支を出し、経費の記録とサマリーの出力までをアプリの中で行えます。会計ソフトに入力するもとの数字を、イベントが終わった時点で作っておける、という位置づけです。この機能は無料で使えます。 確定申告は税務の義務を果たすための作業なので、ここに課金の条件は付けていません。
5. まだこちらを知らない人の当日リストに載る(サークル検索連携)
レジさぽっ!には、買い手向けの姉妹アプリ とれはんっ!(コミケなどのサークルチェックアプリ)があります。レジさぽっ!に登録したお品書きは、そのまま とれはんっ! 側の「みんなのサークル検索」に載せられます。
買い手は、そこから気になるサークルを見つけて自分の巡回リストに取り込みます。つまり、すでにフォロワーである人だけでなく、まだこちらを知らない参加者の当日リストに入る余地ができるということです。宣伝のためにお品書きを別途どこかへ投稿し直す必要もありません。レジのために登録したデータが、そのまま告知になります。
6. 何人が自分をチェックしているかが分かる(登録者数)
とれはんっ! 側で、自分のサークルを当日の巡回リストに登録した人が何人いるかを、イベントの開催日ごとに見られます。搬入数を決めるとき、告知の反応がどれくらい実際の巡回予定につながったかを見たいときの材料になります。
ここに出るのは買い手側が作ったデータなので、この表示だけは開催日ごとの買い切り(500円)にしています。料金を取ること自体が目的ではなく、誰でも他のサークルの数字を無制限に引ける状態にしないための線引きです。
共有するかどうかは自分で決められます。初回に確認が入り、断ってもレジ・在庫・売上といった機能は今までどおり使えます。サーバーへの登録に対応しているのは、アプリが個別対応しているイベントのみです。
7. 在庫・完売の状況を買い手側に知らせる
レジさぽっ!側の在庫を、とれはんっ! の買い手側から見えるようにできます。完売したブースに人が向かってしまう空振りを減らすためのもので、裏を返せば「まだ残っています」を伝える手段にもなります。公開するかどうかはサークル側がイベントごとに選べるので、出したくないときは出さなくて構いません。
海外から来る人・多言語
日本語・英語・中国語(簡体字・繁体字)・韓国語・フランス語に対応しています。中国語は簡体字と繁体字を別に用意しているので、台湾や香港からの参加者にもそのまま読んでもらえます。海外からの参加者に売り子をお願いする場面や、お品書きページを海外の方に見てもらう場面を想定しています。
プライバシーまわり
バナー広告・動画広告は入れていません。行動トラッキングもしていません。外部にデータを送るのは、機能上どうしても必要な5つの場面だけです(クラウド読み取り・取り置き予約・売り子共有など)。それ以外は端末の中で完結します。
近日公開予定の機能
現在、次の2つを準備しています。
- サークル情報の一次情報化 … サークル主本人がレジさぽっ!に登録した情報を、買い手側の表記を揃えるための一次情報として使えるようにします
- 参加者動向レポートの公開 … 買い手向けの とれはんっ! 側で集めているアンケートの回答や、当日の参加者の動きを集計して、サークル側の判断材料になるレポートとしてお渡しすることを考えています。どのジャンルがどれくらい見られているか、何時ごろに人が動くか、といった数字です。搬入数や頒布計画を「勘」ではなく数字で決められるようにするのが狙いです。公開するときは、上の登録者数と同じ500円の中身として提供する予定です
いずれも公開時期は決まり次第お知らせします。
レジさぽっ!の料金
基本は無料です。レジ・在庫・売上集計・取り置き予約・売り子共有・オンデバイスのお品書き読み取り・確定申告サマリーは、無料のまま使えます。
追加課金はすべて任意で、次の2つだけです。
| 内容 | 価格 |
|---|---|
| 登録者数の表示(イベント開催日ごと) | 500円 |
| クラウド読み取りの追加(10枚) | 100円 |
サブスクリプションはありません。 どちらも参加した開催日のぶん・使ったぶんだけ買う形なので、活動していない月に料金が発生することはありませんし、解約を忘れて課金され続けることもありません。年に2〜3回しか参加しないサークルには、この形のほうが合っているはずです。
クラウド読み取りも、対応イベントの開催日ごとに5枚までは無料です。足りたらそれ以上は買わなくて構いません。オンデバイスの読み取りは、そもそも枚数の制限がありません。
機能で比べるとどう違う?(一覧)
ここまで見てきた内容を一覧にします。料金だけでは分からない部分を、機能の軸で並べたものです。各ストアの説明文に明記されている機能を基準にしているので、書かれていない=できない、とは限りません。そこはご承知おきください。
| アプリ | 会計 | 在庫 | 書き出し | 売り子と共有 | 取り置き予約 | お品書きAI読取 | 申告向け集計 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 即売レジ | ✅ | ✅ | CSV | 端末間コピー | — | — | — |
| サクレジ | ✅ | ✅ | CSV | — | — | — | — |
| ぷちレジ | ✅ | ✅ | CSV | 端末間コピー | — | — | — |
| TakujoSales | ✅ | ✅ | TSV | — | — | — | — |
| ReziQ | ✅ | 完売非表示 | CSV | — | — | — | — |
| 頒布ポケット | ✅ | ✅ | CSV | — | — | — | — |
| GoodsBar | ✅ | ✅ | バックアップ | — | — | — | — |
| SEINOJI | カウント | — | CSV | — | — | — | — |
| ウリメモ | カウント | — | — | — | — | — | — |
| 頒布管理くん | ✅ | ✅ | CSV / Excel / PDF | ✅ | — | ✅ | 帳簿出力 |
| DoLog | ✅ | ✅ | Notion | — | — | — | — |
| Airレジ | ✅ | ✅ | CSV | — | — | — | 会計ソフト連携 |
| レジさぽっ! | ✅ | ✅ | CSV | ✅ | ✅ | ✅ | ✅ |
列の意味を補足します。
- 在庫 … 搬入数から残数を追えるか。「完売非表示」は、売り切れた商品を一覧から隠せるという意味です
- 売り子と共有 … 複数端末の会計を1つの売上にまとめられるか。「端末間コピー」は、商品データを別の端末に複製する機能で、会計そのものの合流とは別のものです
- 取り置き予約 … 事前の予約受付から当日の受け渡しまでを、そのアプリの中で扱えるか
- 申告向け集計 … 売上と経費をまとめて、確定申告に使える形にできるか
レジさぽっ!が向いているのはこんなサークル
レジそのものは、正直どのアプリを選んでも大きくは変わりません。タップして合計を出し、おつりを計算して、オフラインで動く。ここは各アプリとも完成しています。
差が出るのはその前後です。準備の段階で商品登録をどう楽にするか、取り置きをどう捌くか、売り子さんとどう分担するか、終わった後の数字をどうまとめるか。自分のサークルでいちばん時間を取られている工程はどこか、が選ぶときの基準になります。
そのうえで、次のどれかに心当たりがあるなら、レジさぽっ!が合うはずです。
- 取り置きの受付と当日の会計を、別々のサービスで往復している
- 売り子さんと端末を分けたいけれど、売上が2つに割れるのが困る
- お品書きから頒布物を登録し直すのに、毎回それなりの時間を取られている
- 確定申告に使う数字を、イベントが終わった時点で作っておきたい
- まだこちらを知らない参加者にも、お品書きを見つけてもらいたい
- 月額のサブスクリプションは払いたくない
レジ・在庫・売上集計・取り置き予約・売り子共有・オンデバイスのお品書き読み取り・確定申告サマリーは、無料のまま使えます。
よくある質問
同人即売会のレジはアプリでいいですか?
現金のやり取り自体は手でもできますが、何がいくつ売れたかを後から正確に把握したいならアプリが有利です。手書きの正の字は当日は速いものの、集計と在庫の突き合わせが後に残ります。特に頒布物の種類が5つを超えてくると、記録の手間が目に見えて変わります。
完全に無料で使えるレジアプリはどれですか?
サクレジ・TakujoSales・ReziQ・頒布ポケット・GoodsBar・SEINOJI は、記事執筆時点で追加課金なしで使えます。即売レジとぷちレジは基本無料+買い切りのプレミアム、レジさぽっ!は基本無料+任意の買い切り課金という形です。
会場の電波が悪くても使えますか?
この記事で挙げた同人向けアプリは、いずれもオフラインでの動作を明記しています。会計そのものはネットに繋がっていなくても動くものがほとんどです。ただし、クラウド同期やAI読み取りといった通信を使う機能は、当然そこだけ繋がりが必要になります。準備は電波のある場所で済ませておくのが安全です。
売り子さんと2台で会計を分けたいときは?
端末を分けると、売上が2つに分かれるのが問題になります。多くのアプリは端末間で商品データをコピーすることはできますが、会計の記録を1つに合流させる機能とは別ものです。合流まで対応しているのは、記事執筆時点では頒布管理くんの「共有レジ」と、レジさぽっ!の売り子共有です。
取り置き予約をアプリで受け付けられますか?
レジアプリ側で予約の受付まで対応しているものは多くありません。一般的にはトリオキニのようなWebサービスやGoogleフォームで受けて、当日はそちらを開いて確認する運用になります。レジさぽっ!は、お品書きのWeb公開から予約受付、当日の受け渡しまでを同じアプリの中で扱えるようにしています。
お品書きの画像から商品を登録できるアプリはありますか?
記事執筆時点では、頒布管理くん(AI読み取り・クレジット制)とレジさぽっ!(クラウド/オンデバイスの2経路)が対応しています。頒布物の点数が多いサークルほど、ここの差が効いてきます。
確定申告はいくらから必要ですか?
会社員などで給与を受け取っている方は、給与以外の所得(売上から経費を引いた額)が年20万円を超えると確定申告が必要です。専業の場合は基準が変わります。判断に迷うときは国税庁の案内か税務署に確認してください。アプリ側でできるのは、そこに入力するもとの数字を正確に残しておくところまでです。
キャッシュレス決済に対応したいときは?
カードやQRコードでの決済そのものを行うには、Square や STORES のような決済サービスとの契約と、専用のリーダー(またはスマホのタッチ決済機能)が必要です。同人向けレジアプリの多くは、決済手段は自分で用意して、記録だけアプリで残すという前提になっています。レジさぽっ!も、現金とキャッシュレスを支払い区分として分けて記録するところまでを担当します。
途中でレジアプリを乗り換えても大丈夫ですか?
レジさぽっ!の場合、頒布物・セット・売上・経費・予約ページはまとめて書き出せますし、売上はCSVでも出せます。データは端末の中にあるので、しばらく今までのやり方と併用して、合うほうを残す形で構いません。イベント1回を無料の範囲で通してみるのが、いちばん早い判断材料になります。
レジさぽっ!は誰が作っているアプリですか?
個人開発者がひとりで作っています。買い手向けのサークルチェックアプリ「とれはんっ!」も同じ作者です。取り置きと当日の会計が別のサービスに分かれていること、閉会後に売上をまとめ直すのが面倒なこと、売り子さんと端末を分けると数字が割れること——サークル参加の現場で手間になっている工程を、そのまま機能にしています。
Androidで使えるものはありますか?
記事執筆時点で Android 版があるのは、即売レジ・ぷちレジ・頒布ポケット、それに汎用POS(Airレジ・Square)です。同人向けアプリは iOS のみのものが多いのが実情です。レジさぽっ!は iOS / Android の両方で公開しています。